令和元年8月2日
金融庁
障がい者等に配慮した取組みに関するアンケート調査の結果について
金融庁では、各金融機関に対し、平成31年3月末時点での障がい者等に配慮した取組み状況についてアンケート調査を行いました。今般、その結果を(別紙1)にとりまとめましたので公表します。主な調査結果は以下のとおりです。
また、障がい者等に配慮した取組み事例や、金融サービス利用者相談室等へ寄せられた声(本アンケート調査対象外)を(別紙2)にとりまとめております。
各金融機関におかれては、他金融機関における取組み事例や、障がいをお持ちの方等からお寄せいただいた意見を参考として、引き続き、障がい者等の金融取引の利便性向上に向けた取組みを推進いただくよう、お願いいたします。
※ 本アンケート結果は、調査対象金融機関数の異動等の要因により、過去に公表した計数と単純に比較できない点に御留意願います。
【参考】アンケート対象金融機関数
◎主要行等 10行(みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行(以上5行をもって「都市銀行等」という。)、あおぞら銀行、新生銀行、セブン銀行、SMBC信託銀行、イオン銀行)
◎信託銀行 5行(三井住友信託銀行、野村信託銀行、みずほ信託銀行、三菱UFJ信託銀行、オリックス銀行)
◎その他の銀行 8行(楽天銀行、ジャパンネット銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行、大和ネクスト銀行、ローソン銀行、GMOあおぞらネット銀行)
※個人向け事業を営む支店を持たない金融機関
◎地方銀行等 65行(全国地方銀行協会加盟行、埼玉りそな銀行)
◎第二地方銀行 39行(第二地方銀行協会加盟行)
◎信用金庫 259金庫
◎信用組合 146組合
◎労働金庫 13金庫
◎農漁協等 759組合(信農連、信漁連、農協、漁協)
主なアンケート調査結果
1.視覚障がい者対応ATMの設置率(※)について
全ATMのうち、ハンドセット方式等の視覚障がい者が自ら操作できる機能がある視覚障がい者対応ATMの設置台数の割合は、全金融機関で約90%です。
【業態ごとの内訳】
主要行等 94.6%(うち都市銀行等 98.8%)、信託銀行 100%、
地方銀行等 87.3%、第二地方銀行 80.9% 、信用金庫 90.1%、
信用組合 90.6%、労働金庫 95.1%、農漁協等 86.4%
※(設置率)=(視覚障がい者対応ATM設置台数)/(全ATM設置台数)
2.目が不自由な方への代読に関する内部規定の整備状況について
目が不自由な方への代読に関する内部規定を「策定済み」と回答のあった金融機関
の業態ごとの割合は、次のとおりです。
主要行等 90.0%(うち都市銀行等 100%)、信託銀行 100%、
その他の銀行 37.5%、地方銀行等 98.5% 、第二地方銀行 100%、
信用金庫 96.1%、信用組合 95.2%、
労働金庫 100%、農漁協等 99.6%
3.預金取引に係る自筆困難者への代筆に関する内部規定の整備状況について
預金取引に係る代筆に関する内部規定を「策定済み」と回答のあった金融機関の
業態ごとの割合は、次のとおりです。
主要行等 100%(90.0%)(うち都市銀行等100%(100%))、
信託銀行 100%(100%)、その他の銀行 37.5%(66.7%)、
地方銀行等 100%(100%)、第二地方銀行 100%(100%)、
信用金庫 100%(99.6%)、信用組合 100%(98.6%)、
労働金庫 100%(100%)、農漁協等 100%(100%)
(注)( )内の数値は、規定を策定済みの先のうち、職員による代筆規定の整備率(別紙1)障がい者等に配慮した取組みに関するアンケート調査結果(XLS:151K)(別紙2)障がい者等に配慮した取組み事例、金融サービス利用者相談室等へ寄せられた声(DOC:42K)
お問い合わせ先
金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局 銀行第一課(内線3444、3328)
銀行第二課(内線3365、3228)
銀行第二課 協同組織金融室(内線3378、3383)
総務課 郵便貯金・保険監督参事官室(内線2614、2621)
https://www.fsa.go.jp/news/30/ginkou/20190802-2/20190802-2.html