English
作成日:令和2年6月5日
令和2年9月17日追記
令和2年11月11日追記
令和3年3月2日追記
令和3年6月4日構成変更・追記
金融庁
イノベーション促進に向けた金融庁の取組み
金融庁では、デジタル・イノベーションを通じてより利便性の高いサービスを創出できるよう、FinTech Innovation Hubを通じ、規制・技術上の課題等を適切に把握して一体的に支援しています。具体的な取組みとしてフィンテックに関する国際シンポジウム「FIN/SUM」の開催や、Blockchain Governance Initiative Network [BGIN]への貢献やブロックチェーン「国際共同研究」プロジェクトを通じた分散型金融システムのガバナンスの課題についての取組みを紹介します。
最新情報[随時更新]
令和3年6月4日
従来の「G20:分散型金融システムのガバナンスの課題についての取組み」をリニューアルしました。
BGIN第3回ミーティング(Block #3)を開催いたします。
今年3月に開催された前回会合に続き、分散型金融システムにおける様々な重要課題(規制の実行可能性、ガバナンス、プライバシー、セキュリティ等)に関する議論を行います。
どなたでもご自由にご参加いただけますので、是非参加をご検討ください。
詳細については下記をご覧ください。
記
1.開催日時:2021年6月29日(火)~7月1日(木)、日本時間24:00-27:00(15:00-18:00 UTC)
2.開催場所:オンライン開催(バーチャルホスト:ワシントンDC・ニューヨーク)
3.詳細情報:BGIN公式サイトで随時更新予定 ※BGIN公式サイトへのリンク
アジェンダ例
分散型金融技術によるイノベーションの実現と規制目的の達成の両立に向けたマルチステークホルダー・ディスカッション(Day 1)
ワーキンググループ(IKP WG)で策定中のドキュメント(「分散型金融システムの現状、未来、規制上の論点」等)の最終化に向けた議論(Day 2)
ローカルブロックチェーンコミュニティによるプレゼンテーション、BGINの主要課題とロードマップ(Day 3)
4.参加登録:上記BGIN公式サイトから登録いただけます
FIN/SUM
金融庁では、平成28年より、日本におけるフィンテックの発展と成長を世界に発信するとともに、日本をハブにしたグローバルで多様なフィンテック・ステークホルダー・エコシステムの構築と新たな形での連携・協力を目指すイベント「FIN/SUM」を日本経済新聞社と共催しています。
FIN/SUM2016
(平成28年9月20日、21日)
フィンテック・サミットの開催について
公式サイト ※外部リンク
FIN/SUM2017
(平成29年9月19日~22日(金融庁シンポジウムは21日))
フィンサム・ウィーク2017の開催について
公式サイト ※外部リンク
FIN/SUM 2018
(平成30年9月25日~28日(金融庁シンポジウムは27日))
「FIN/SUM 2018」の開催について
[日本語・英語]
FIN/SUM × REG/SUM 2018 公式サイト
[日本語・英語] ※ 外部リンク
動画 ※外部リンク
「FIN/SUM 2018」議事要旨
[日本語・英語]
FIN/SUM2019
(令和元年9月3日~6日(金融庁シンポジウムは5日))
「FIN/SUM 2019」の開催について
[日本語・英語]
FIN/SUM 2019 公式サイト
[日本語・英語] ※ 外部リンク
動画 [日本語・英語]
FIN/SUM2021
(令和3年3月16日~18日(金融庁シンポジウムは17日))
「FIN/SUM2021」の開催について
[日本語・英語]
FIN/SUM 2021 公式サイト
[日本語・英語] ※外部リンク
オンラインアイデアソン ※外部リンク
※主催:日本経済新聞社、協力:金融庁、一般社団法人Fintech協会、EY Japan
※アイデアソンにおける発表内容等について金融庁が何ら保証するものではありません。
G20:分散型金融システムのガバナンスの課題についての取組み
Blockchain Governance Initiative Network [BGIN]
ブロックチェーン技術に基づく分散型金融システムでは、仲介者がいない完全にP2P(Peer to Peer)の金融取引を実現する可能性があります。そうした分散型金融システムは、様々な機会や便益をもたらし得る一方、既存の規制の執行能力が失われる恐れもあります。
我が国が議長国を務めた2019年のG20では、こうしたブロックチェーン技術に基づく分散型金融システムのガバナンスに関する問題を提起し、規制当局や技術者等を含む幅広いステークホルダーとの間の対話を強化することの重要性について国際的な合意が得られました。
このような考えに基づき、令和2年3月10日(火)、ブロックチェーンに関する国際カンファレンス 「Blockchain Global Governance Conference [BG2C]」(金融庁・日本経済新聞社共催)の特別オンラインパネル討論を開催し、その中で米ジョージタウン大の松尾真一郎研究教授より、ブロックチェーンに関する新しいグローバルなネットワークである「Blockchain Governance Initiative Network [BGIN]」の設立が発表されました。
金融庁は、これまで様々なブロックチェーン・ステークホルダーとの対話や協働を行ってきた経験を活かし、本BGINにおいても、ステークホルダーの一員としてその活動に貢献しています。
ブロックチェーンに関する新しい国際ネットワーク(Blockchain Governance Initiative Network: BGIN)の設立について
[日本語・英語]
BGINの概要
「BGIN」は、ブロックチェーンコミュニティの持続的な発展のため、すべてのステークホルダーの共通理解の醸成や直面する課題解決に向けた協力を行うためのオープンかつ中立的な場を提供することを目的とし、当面の活動目標として、以下の3点を掲げています。
1.オープンかつグローバルで中立的なマルチステークホルダー間の対話形成
2.各ステークホルダーの多様な視点を踏まえた共通な言語と理解の醸成
3.オープンソース型のアプローチに基づいた信頼できる文書とコードの不断の策定を通じた学術的基盤の構築
BGIN公式サイト ※ 外部リンク
BGIN関連情報
BGIN設立に係る公式プレスリリース(令和2年3月10日公表) ※ BSafe networkウェブサイトへのリンク
BGIN第1回ミーティング(令和2年11月23日~25日開催、バーチャルホスト:ムンバイ)について
アジェンダはこちらから、サマリーはこちらからご覧いただけます。 ※BGIN公式サイトへのリンク
チュートリアルセッションの模様はこちらをご覧ください。 ※YouTubeへのリンク
BGIN第2回ミーティング(令和3年3月8日~10日開催、バーチャルホスト:パリ)について
アジェンダはこちらからご覧いただけます。 ※BGIN公式サイトへのリンク
BGIN設立に至るまでの道程
[1]FIN/SUM 2018
概要、動画等は前掲
[2] Blockchain Round-Table
(平成31年3月27日~28日)
JFSA’s Blockchain Round-Table 2019 High Level Summary [Multilateral Joint Research project]
[英語]
※ 当庁のブロックチェーン「国際共同研究」プロジェクト(後述)の成果を踏まえて議論。
[3] G20 財務大臣・中央銀行総裁会議(福岡)
(令和元年6月9日)
G20 財務大臣・中央銀行総裁会議声明
[日本語・英語] ※ 財務省ウェブサイトへのリンク
G20「技術革新にかかるハイレベルセミナー」麻生大臣基調講演
講演(英語)[仮訳]
G20「技術革新にかかるハイレベルセミナー」遠藤長官基調講演
講演(英語)[仮訳]
「G20技術革新にかかるハイレベルセミナー」及び「G20/OECDコーポレートガバナンス・セミナー」の映像の公開について
[日本語・英語]
[4] FIN/SUM 2019
概要、動画等は前掲
[5] Blockchain Global Governance Conference [BG2C]
(一部セッションのみ令和2年3月10日、他は令和2年8月24日、25日)
「Blockchain Global Governance Conference[BG2C]」の開催について
[日本語・英語]
Blockchain Global Governance Conference[BG2C] 公式サイト
[日本語・英語] ※ 外部リンク
BG2C [Blockchain Global Governance Conference] 特別オンラインパネル討論
動画:英語・日本語同時通訳(BG2Cウェブサイト)
冒頭挨拶(英語)
Blockchain Global Governance Conference, FIN/SUM Blockchain & Business
動画 ※外部リンク
麻生副総理開幕挨拶(英語) [動画(YouTube)]
氷見野長官閉幕挨拶 -Is Satoshi’s dream still relevant today?-(英語) [動画(YouTube)]
※ その他、以下のようなブロックチェーン・ステークホルダー対話の場に当庁職員も参加・登壇(一例)。
Scaling Bitcoin 2019(令和元年9月11日・12日)
公式サイト ※ 外部リンク
Devcon 5(令和元年10月8日~11日)
公式サイト ※ 外部リンク
動画
Convergence – The Global Blockchain Congress 2019(令和元年11月11日~13日)
公式サイト ※ 外部リンク
動画
Fintech協会・第10回キャピタルマーケッツ分科会(令和2年10月20日)
当日資料
ブロックチェーン「国際共同研究」プロジェクトについて
金融庁は平成29年度より、ブロックチェーン「国際共同研究」プロジェクトを推進してきました。
本プロジェクトは、分散型金融システムにおける根本的な技術リスクに関する知見であるとともに、ブロックチェーン・ラウンドテーブルでも議論する今後の政策課題の基礎でもあり、BGINにおける対話にも資するものです。
これまでのリサーチペーパー
平成29年度:ブロックチェーンを用いた金融取引における技術リスクに関する調査研究 [株式会社電通国際情報サービスとの合同研究]
調査研究報告書 [日本語・英語]
平成30年度:ブロックチェーンを用いた金融取引のプライバシー保護と追跡可能性に関する調査研究 [株式会社三菱総合研究所との合同研究]
調査研究報告書 [日本語・英語]
参考資料 [日本語]
令和元年度:ブロックチェーン技術等を用いた金融システムのガバナンスに関する研究 [慶應義塾大学SFC研究所との合同研究]
エグゼクティブサマリ [日本語・英語]
研究成果報告書 [日本語・英語]
上記リサーチペーパーは、当庁の見解、意見等を示すものではありません。
お問い合せ先
金融庁 総合政策局 総合政策課 フィンテック室
(代表)03-3506-6000 (内線)3562、3570
https://www.fsa.go.jp/policy/bgin/information.html